グローバル企業のための英語研修は、4つの企業の従業員エクスペリエンスをどのように向上させたのか？

グローバル企業のための英語研修は、今や、あらゆる人材開発（L&D）戦略にとって、喫緊の課題となっています。 goFLUENT Accelerate Conference 2021で得られた成果から、組織がどのように従業員エクスペリエンスを向上させているかをご覧ください。

従業員エクスペリエンスは、人事・人材開発担当者にとって以前にも増して重要な課題となってきています。それらが、従業員にとって、「働きたい」「成功したい」「幸せだ」と思える環境や文化を創り出すものであるからです。

人材開発担当者が従業員エクスペリエンスを向上させることにフォーカスし続けていると、従業員の成功に対する自信が高まり、職場の生産性が向上し、全体的なパフォーマンスが向上します。

簡単に言えば、ポジティブな経験が彼らの仕事自体に反映されているということです。従業員が素晴らしい経験をすることは、何よりも優先されるべきことなのです。

そこで今年、私たちは、goFLUENTの毎年恒例のカンファレンス「Accelerate Conference 2021」を開催し、語学研修を通じたビジネスパーソンの育成、福利厚生、総合的な従業員エクスペリエンスを促進するための対話の機会を設けました。

なぜ語学スキルを特別に抜き出すのでしょうか？なぜなら、従業員が有意義な仕事上の関係を築き、チーム内でより良いパフォーマンスを発揮し、職務に関連した知識を得るために役立つ学習方法があるとすれば、それは語学研修だからです。

そのため、Accelerate 2021では、従業員エクスペリエンスの向上とグローバル組織向けの英語研修を織り交ぜた、魅力的なセッションを用意しました。

セッションをもう一度ご覧になりたい方は、Accelerate Conference 2021 On Demand pageから、すべてのビデオ・コンテンツをご覧いただけます。 この記事では、著名なスピーカーが共有した、変革をもたらす学習戦略やイノベーションを探っていきます。

このブログの最新記事では、BRI社、Popular社、Colas社及び Bouygues社のビジネスリーダーが登壇した3つの講演から、デジタル・アップスキル、学習におけるヒューマニティ、インクルーシブ・研修に関する重要なポイントを取り上げました。

しかし、もちろん、私たちにはもっと多くの洞察があり、御社のユニークな戦略に適用することができます。それでは、Valeo社、Morgan Advanced Materials社、MSD社、Legrand & Lilly社がどのように従業員エクスペリエンスを向上させたかを見てみましょう。

Valeo社、新しい雇用戦略に対応するための人事と学習の変革

＜外部環境の変化＞

オートメーションやCOVID-19の流行により、職場での学習は最も困難なビジネス活動のひとつとなっています。しかし、企業は人材開発をストップすることはできません。そのため、人材開発担当者は人材育成の方法を変える必要があります。Valeo Japanがビジネスを前進させるために行ったのは、まさにこの方法でした。

＜エンプロイアビリティ＞

「終身雇用制度からジョブ型雇用へのシフトも後押しし、（人材開発の）メガトレンドには様々なものがあるが、一番大切なのはエンプロイアビリティだと考える。」と篠原様は述べました。また、「人材開発には重要な5つの要素（動機付け、現状把握、OJT、OffJT、振り返り）があり、これがバランスよく均等にあることが重要だ。どこかの要素が少なすぎたりすると、個人のケイパビリティが減ってしまう。一度減ったものは増やすことが難しく、最終的に本人が得るスキルが非常に限定されてしまう。」として、人材開発者、従業員両者が、動機付け～振り返りの要素がバランスよく開発されているかを常に確認することの必要性を強調しました。

＜人材開発の機会・研修・LMSとの統合 ＞

日本の伝統的な雇用形態からの大きな変化に対応し、ValeoはLMSと英語研修を通じて組織内に学習文化を構築し、従業員のビジネススキル・ソフトスキルを向上させることに努めました。

LMSと統合したgoFLUENTの語学研修ツールがもたらした変化について、ValeoのLearning Manager、西野様は次のように述べています。 「職種に応じたおすすめの研修内容や、自分に合った学習経路が表示されます。これによって、自分のキャリアに必要なものを把握することができます。」

このようなツールを使用することで、従業員は10,000以上のビジネス関連の学習コンテンツにアクセスでき、ビジネススキルやソフトスキルの強化に役立てることができました。その上、Valeo社はプラットフォームの研修管理機能を使ってHRの能率をあげることに成功し、人材開発の効率化に大きな効果があることを証明しました。 こうして、Valeo社は語学研修の提供方法を変革し、それぞれの従業員が必要とするパーソナライズされた自己学習サポートを提供できるようになりました。

＜組織変革＞

ヴァレオジャパンは、現在「人事の組織改革」を進めています。「One HR Model」という名の、まったく新しいモデルを実現するのです。「従来のワークフローとは大きく異なるため、反発も多いが、これをすすめていくことは、いずれ世界を変えていく従業員個々の能力を伸ばしていくことに大きく貢献するだろう」と篠原様は最後に締めくくりました。

Morgan Advanced Materials社、語学研修を通じたプロフェッショナル・スキルの構築と自己成長の向上

企業がビジネスを拡大する中で、文化的なつながりの橋渡しや経済的な優位性を実現するためには、高い語学力が必要とされています。

世界中に100以上の拠点を持つMorgan Advanced Materials社にとって、語学研修はグローバルな共同作業やプロジェクトを改善するための重要なソリューションでした。さらに、チームの相乗効果を高めると同時に、社員の自己啓発を支援する絶好の機会でもあります。これは、Talent & Development Managerの Richard Li氏が経験したことです。

「苦労して学んだ英語は、日々の仕事の中で確実に役に立っていると思います。これからも、もっと上達できると信じています。」と話しています。

Morgan Advanced Materials社は、goFLUENTと協力して、「職場での学習」「人との出会い」「コンテンツを通じた学習」という3つの重要な分野に根ざした、デジタルによる全社的な語学学習の取り組みを開始することができました。

このプラットフォームのさまざまな学習機能により、従業員は仕事に関連した学習コンテンツに無制限にアクセスできるだけでなく、新たに習得したスキルを実践する機会を得て、職場でのコミュニケーションの自信を高めることができました。

MSD社、デジタル・アップスキル革命によるインクルージョンの促進

新しいコンピテンシーやテクノロジーの進化がもたらす影響に企業が対処し続ける中、人材開発担当者たちは、言語などの貴重なスキルを備えた人材のアップスキルに、意欲的に取り組んでいます。

それに加えて、企業は学習戦略の観点からも、研修を通して従業員同志のつながりを強化することに大きな利点を見出しています。だからこそ、MSDは、すべてのコースとリソースにおいて、インクルーシブでアジャイルでコミュニケーションが際立つような、完全にデジタルの人材開発アプローチを採用し、社員の学習方法に革命を起こしたのです。

MSDのLearning & Development Associate DirectorであるClaudia d’Achille氏は、語学研修について、「同僚とのコミュニケーションや交流を深めることで、誰もがキャリアやコラボレーションなどの面で前進することができるため、インクルーシブを推進させる方法である」と話しています。

goFLUENTと連携することで、MSDは学習者と学習それ自体との距離を縮め、バーチャルな近い距離感を最大限に活用してデジタル学習への親近感を高め、リーダーシップからダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）まで、すべての研修において学習者のエンゲージメントと成功を保証することができました。

Legrand社 & Lilly社、コミュニケーションによる従業員のパフォーマンス向上、グローバルレベルでのエクイティとインクルージョンの実現方法

ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン（DE＆I）については、国際的な大手企業であるLegrand & Lillyの２社も、語学学習を通じて職場のインクルージョンを推進する最前線に立っています。 なぜなら、国際的な規模で従業員の語学スキルを高めることは、企業内での昇進や、エクイティとインクルージョンの実践へのモチベーションとなるからです。

Legrand Group Training & DevelopmentのリーダーであるCorinne Hanisch Ribeiroは、「語学はビジネスパフォーマンスにとって重要な側面である 」とさえ指摘しています。

goFLUENTの統合された語学研修ソリューションにより、両社は、語学力と専門能力の向上に焦点を当てたグローバル戦略を展開しつつ、DE&I推進活動をサポートすることを可能にしました。

従業員エクスペリエンスを向上させる