私たちgoFLUENTのカスタマーサクセスマネジャー(CSM)は企業の英語研修プログラム展開における効果が最大化されるように、研修担当者を日々サポートしております。具体的な取り組み内容に関して、以下のとおりお客様2社との取り組み事例を交えてお伝えいたします。

カスタマーサクセスマネジャーによる研修担当者ご支援内容:

事例A社(電子部品メーカー)~グループ分けによる学習促進への取り組み~

goFLUENT導入の背景・英語研修における課題
2019年より弊社のプログラムをご導入いただいているA社(電子部品製造業)は、海外のお客様や工場と連絡を取る従業員が多いため、よりビジネスを円滑に進めることを目的とした語学研修を毎年実施しておりました。

導入の前年も他社のオンライン英語研修を実施されていましたが、プログラム開始前後での受講者のTOEICとスピーキングレベルの結果が芳しくなく、より効果の高い研修ができるベンダーを探されているというご状況でした。

導入している英語研修プログラムと研修対象者
弊社ではトライアル実施後に1on1レッスンとランゲージアカデミーの4ヵ月ブレンド型研修をご導入頂くことになりました。対象者は新入社員と手上げ式で希望された受講者でした。

導入後のカスタマーサクセスマネジャーの支援
研修前後でA社内で実施される2つのテストで受講者のレベルを上げるため、各コンテンツに修了要件を設定することにより、統一した最低限の学習目安を示しました。

英語力アップには継続学習が必要ですが、オンライン学習となると、個人の頑張りに任されがちで、受講期間が長くなればなるほど受講者のモチベーションを保つことは、多くの企業が課題とされる部分かもしれません。

そのためA社とのプログラム開始前ミーティングの際に、受講期間中の長期的なモチベーションキープのため、施策として下記を実施することを決めました。

1.定期イベントの開催
初回・中間・最終と4ヵ月の中でも3回、定期的にプログラム参加者が集まることによって、モチベーションを上げるということと、研修担当者のご協力を基に5人1組のチーム編成をし、チーム対抗で学習状況を競ってもらうことにより、学習意欲に対しても強制力が付き、切磋琢磨して学習を進めるという環境作りを考えました。更に、最終イベントではプレゼンテーション大会(テーマ:Hometown)を実施し、このプレゼンテーションもチーム対抗で競っていただきました。

グループの集計や各イベント当日のスライド準備・進行はCSMが担当をし、適宜A社の研修担当者からもアナウンスをしていただく等のご協力をいただきました。

2.グループワーク
各チームにはチーム毎に学習のルーティーンルールやリーダーを決めてもらいました。チームで1つのプレゼンテーションを完成させるまでのイベント内でのグループワークでの取り組みに加えて、学習のルーティーンルールにそってイベント外でも連携をとっていただいていました。これにより、他部署から集まったグループにもまとまりが出て、横の繋がりが生まれる上に、他の受講者の進捗を知れることにより学習促進にも繋がったかと思います。

結果として、CEFRに基づくgoFLUENTレベルが、6か月受講時の平均0.25アップに対し、本研修で4か月で0.22アップしました。研修担当者からは各イベントで積極的に取り組む社員が見られてとても良かったとご満足いただきました。また、最終イベントには人事部トップの方にジャッジ役としても参加していただきましたが、社員の英語力の伸びを生で感じられてとても良い取り組みというお言葉もいただきました。

翌年2020年は新たな試みとしてディベート大会を実施しましたが、いずれもチームを組んで情報シェアをしながらできた点について受講者も研修担当者にも効果を感じていただいております。今年度も受講者がより積極的に参加頂けるようなイベントを研修担当者と共に考えてまいりたいと思います。

事例B社(輸送機器メーカー)~利用率が16%アップした全社員向け英語研修~

事例B社(輸送機器メーカー)~利用率が16%アップした全社員向け英語研修~

goFLUENT導入の背景・英語研修における課題
輸送機器製造業である同社は、2020年の6月より全社員が無制限にgoFLUENTのeラーニングをご利用いただけるランゲージ・アカデミーというプログラムをご導入いただいております。
それまでは他社のベンダーを利用されていましたが、コンテンツの更新頻度が低く、従業員の学習意欲も下がってしまったそうです。そこで、研修担当者は従業員がもっと自分のニーズに合ったコンテンツを選べる環境を提供したいと考え、goFLUENTのプログラムを採用いただきました。

導入後のカスタマーサクセスマネジャーの支援
B社の研修担当者は、英語研修プログラムの利用率を上げ、受講者がより楽しく学習していく環境を提供していく施策を行っていきたいというご希望があり、弊社として以下を提案、B社と実施いたしました。

1.ポータルサイトの使い方Webinarの実施
まずは、goFLUENTへの興味を持っていただくためのフックとしてプログラム開始日にポータルサイトの使い方Webinarを実施しました。受講者が集まりやすいお昼休みに実施し、ライブサーベイを取り入れながらのインタラクティブなセッションとなりました。

2.カスタマイズeラーニングコースの作成
受講者がより興味を持って楽しく学習いただけるよう、B社のためだけのカスタマイズeラーニングコースを作成しました。B社の業界についての教材を集めたコースやB社についての教材を集めたコースなど合計で4つのコースを展開しました。実際に、”このようなコースがあると勉強しやすい”といった嬉しいお声もいただきました。

3.Studyキャンペーンの実施
サイト利用率を上げるために、Studyキャンペーンを実施しました。内容としては、ポイント獲得条件を設定して期間内に一番ポイントを獲得した受講者上位3名様を表彰&goFLUENTのライブレッスンのクレジットを賞品としてプレゼントする、というゲーミフィケーションの要素を取り入れたものでした。

上記の取り組みを実施した結果、利用率は開始月が26%(他社平均:約20%)だったのに対し、最終的には42%までアップしました。実際にご利用いただいた受講者からは、「実際の会議で使えるビジネス英語のバリエーションが多くて良かった」、「自分の業種にあった英語を学べた」などのポジティブなコメントをいただきました。通常の平均利用率よりは高い結果となりました。

今後の課題は、来期より開始する同プログラムで、まだプログラムを利用していない残りのの受講者に対して、goFLUENTのことを知っていただく働きかけをすることと、楽しく継続学習していただくための施策を考案していくことです。

終わりに

私たちカスタマーサクセスチームは、プログラムにご参加いただいている受講者にとって実りのあるものとなるよう、研修担当者と二人三脚で日々奮闘しています。

お客様にとって、こうして密に連携を取ることができ、何でも相談できるカスタマーサクセスマネジャーがいることは、実際に顧客満足度の向上にも繋がっていくと考えています。

今後もお客様のニーズをより深く理解し、グローバル化の加速のお役に立てるよう伴走してまいります。英語研修プログラム展開に関してご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

城みゆき(Miyuki Jo)
goFLUENT株式会社 シニアカスタマーサクセスマネジャー

9年間の英会話スクールでのスクールカウンセラーの経験を経て、2019年6月にgoFLUENT株式会社に入社。顧客目線で人材育成の成功に向けてサポートしている。

伊藤宇蘭(Uran Ito)
goFLUENT株式会社 カスタマーサクセスマネジャー
2019年3月に入社し、ラーニングコンサルタントとして受講者のサポートに携わる。2020年4月よりカスタマーサクセスチームへ異動し、顧客に語学研修の成功を届けるために日々奔走中。