ビジネスの世界で生き残っていくために、経営者は高度な技術的能力とソフトスキルの両方を持った従業員を必要としています。いかなる企業に勤めていても、ハードスキルだけではある程度しか昇進できないからです。
ハードスキルは具体的で、習得しやすく、検証もしやすいかもしれませんが、求人の場ではソフトスキルに大きな価値が置かれているのをご存じでしたか。
デロイトの調査では回答者の92パーセントがソフトスキルを重要視すると答えています。
ソフトスキルは
- 個人と企業の競争力を確保します。
- 従業員の長期勤続を促します。
- 指導力を向上させます。
- 重要な文化の構築に役立ちます。
ソフトスキルがないと、従業員は
- 対立しがちになります。
- 自信がなくて悩みます。
- 理解してもらえない、誤解されていると感じます。
- 不幸になってしまいます。
従業員が持つべきソフトスキルのトップ7とは?
1. コミュニケーションスキル
適切な言葉遣い、声の調子、ボディーランゲージを用いて効果的に人とコミュニケーションを取れる能力は何物にも替えられません。こういう優れた能力、つまり巧みな表現力を持っている人は、誰よりもグローバルに人と接していくことができます。
2. ダイバーシティとカルチュラル・インテリジェンス
ダイバーシティとインクルージョン(D&I)を兼ね備えたチームは質の高いディスカッションを行えます。しかも多くの場合、スピーディーで的を射たディスカッションです。このようなチームによって驚くほど職場に活力が生まれ、また、そのことで、魅力的な人材を引き寄せられるようになります。
3. コラボレーション
世界的な労働力の分散や世代間の隔たりにより、コラボレーションなど、ソーシャルスキル強化への必要性が高まっています。コラボレーションによって従業員の全員がなんらかの価値を貢献し、調和の取れた職場環境を推進します。
4. 自信
自信とは自分を失わず、必要ならば意見を言う勇気を持っていることです。従業員が健全な自信を持っている場合には、難しいプロジェクトでも確実に取り組み、新しいゴールを達成し、成功させることができます。
5. 創造性
人間にはロボットが手を出せない領域、創造性があります。デジタル化の時代である今、オープンマインド、分析的思考、新しい概念を作り上げる創造性は歓迎されるスキルです。
6. 向上心
今から5年後には、現在重要視されている技術的スキルの3分の1が入れ替わるかもしれません。だからこそ誰もが成長や学習に積極的にならなくてはいけないのです。
テクノロジーに置き換えられることのない新しいスキルを学び、更に高いレベルの成果を得ようという意欲のある人は成功する可能性が高いのです。
7. 適応力と決断力
絶えず変化する世界に生きる今、働き手は変化に順応し、どんな状況でも受け入れられなくてはなりません。同時に、重大な決断を下し、新しく創意に富んだ解決策を考え出していける能力があれば、テクノロジーでまかなえる範囲を超えた活躍をすることができます。
いかなる企業に勤めていても、ハードスキルだけではある程度しか昇進できないからです。ハードスキルは具体的で、習得しやすく、検証もしやすいかもしれませんが、求人の場ではソフトスキルに大きな価値が置かれているのをご存じでしたか。